美術館について

zenkei

美術館概要

安曇野山岳美術館は、昭和58年(1983年)3月、「北アルプスの麓で山岳絵画のみ展示する」ことを創立の精神として、日本で唯一の山岳画専門美術館としてここ北アルプス山麓に開館しました。

以来、長きにわたり一貫して近代山岳絵画の先駆者として高名な足立源一郎をはじめ、加藤水城、片山芳樹、原田達也(いずれも故人)や現在活躍中の上田太郎ら、わが国を代表する5人の山岳画家たちによる油彩画、デッサンの秀作を常時展示してまいりました。

これらの山岳画家たちは、麓から山を見上げて描く風景画とは一線を画し、頂上、或いは頂上近くの険しい尾根筋にイーゼルを立て、複雑な岩肌や厳しい山容、さらにこれらを取り巻く風や空気を描きます。

車から降りてすぐ描ける風景画と違い、写生地へ行って帰るだけで1週間も半月もかかるうえ、絶えず危険にさらされます。ときに深雪を踏み分け、ときには急な岩場を這うなどの危険を冒しながら描きます。

当美術館は、穂高温泉郷の赤松林に囲まれ、春の芽吹き、初夏の山ツツジ、秋の紅葉、冬の雪化粧と四季それぞれの趣を楽しむことができます。カフェテラスも併設しております。日常の喧騒を離れ、癒しのひとときをお過ごしください。

北アルプスと絵画を愛する方々、ぜひ一度お越しください。